B'z、稲葉浩志、INABA/SALAS らをサポート キーボーディスト サム・ポマンティ、“縁”に導かれた音楽人生〔Real Sound〕稲葉さんは命の恩人のよう





B'z、稲葉浩志、INABA/SALASらをサポート キーボーディスト サム・ポマンティ、“縁”に導かれた音楽人生  Real Sound|リアルサウンド

B'z、稲葉浩志、INABA/SALASのサポートで知られるキーボーディスト、サム・ポマンティ。
カナダの出身で、著名な音楽家であるルー・ポマンティを父に持つサムは、ゲーム音楽やジブリ映画を通じて日本に興味を持ち、稲葉との運命的な出会いを経て、2023年からは東京に住んで活動を続けている。
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突如訪れたB'z 稲葉浩志との運命的の出会い
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で、そうやって日本語を勉強し始めたら、INABA/SALASのお二人が最初のアルバムのレコーディングのためにルー・ポマンティさんを訪れて、そのときに稲葉さんと初めて会ってるんですよね?

サム:そうですね。その頃はまだ日本語を勉強し始めて半年くらいで、全然会話どころじゃなかったし、まだB'zのことも何も知らなくて。
でもスティーヴィー(・サラス)から「この人は日本ですごい人だから、絶対に調べた方がいいよ」って言われたので調べてみたら、ソールドアウトのスタジアムライブ映像とかが出てきて「すごい人じゃん!」と(笑)。
それから稲葉さんと話をする中で、僕の活動のこともいろいろ聞いてくださり、「新しい曲ができたら送ってね」と言ってくれて、連絡先を交換して、それからやり取りが始まったんです。
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ーー紆余曲折を経て、日本に来ることを決めたわけですね。

サム:コロナのあいだもなんとか日本との関係を保つために、めちゃくちゃ日本語を勉強してたんです(2023年に日本語能力試験の最上級レベル「N1」に合格)。
だから日本に戻って、稲葉さんと『en3.5』をやって、自分の日本語力がすごく上達したことを実感できたので、「今なら日本に住めるんじゃないかな」って。
稲葉さんのことは本当に命の恩人のように考えてますね。
稲葉さんとのご縁がなかったら、日本に引っ越してくることもなかったと思うので、もう感謝しかないです。

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ーー去年は全国ツアー『Koshi Inaba LIVE 2024 〜enⅣ〜』に参加されましたが、そのときもそう感じましたか?

サム:ソロツアーでさらにそれを感じました。
B'zのときは松本さんのギターもありますが、そのギターもある意味 "歌声" みたいな役割になるというか。
だから僕は、B'zのときはボーカリストが2人いるような考え方でサポートをしていたんです。
でもソロの稲葉さんは、B'zのとき以上にバンドの一部になろうとしているように感じました。

ーーINABA/SALASの新作『ATOMIC CHIHUAHUA』にも全面的に参加されていて、今回こそはツアーも実現しそうですね。

サム:今回のアルバムは全曲に関わっていて、最初の種の段階から完成品になるまでの流れを全部見てきました。
「Burning Love」や「LIGHTNING」は特に好きですし、素敵な歌詞のバラードもあるし、「ONLY HELLO」はちょっと独特な形ですけど、みんなで一緒に歌うような、INABA/SALASのアンセムになるんじゃないかと思います。
『Maximum Huavo』のツアーができなかった分、5年前から溜まってる気持ちが爆発するような、楽しいツアーになると思いますので、期待していてください。
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B'z "HOME" Band session
B'z Official YouTube Channel (2分59秒)