「おむすび」 脚本家・根本ノンジさんインタビュー〔ステラnet〕主題歌を歌うB'zも青春を彩る存在 「『ALONE』1000回以上歌ったんじゃないかな(笑)」




「おむすび」脚本家・根本ノンジ「『おむすび』のメインテーマは“食”。『おいしいものを食べたら、悲しいこと、ちょっとは忘れられる』。このセリフがテーマとして前面に出てきます」  ステラnet

「おむすび」の脚本を担当しているのは、NHKでドラマ「正直不動産」シリーズなどを手掛けた根本ノンジさん。
今回、コメディータッチの朝ドラに、たくさんの反響と期待が寄せられています。
米田家のひとくせある家族の面々をはじめ、結 (橋本環奈) をとりまく魅力的なキャラクターに込めた思いや、初めて朝ドラを担当するにあたっての意気込みを、改めて聞きました。
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──主題歌を歌うB'zさんも、根本さんの青春を彩る存在だったとか?

ええ、そうなんです。大好きです!
僕と一緒にカラオケに行った人たちは、僕が歌う「ALONE」(B'zの代表曲の1つ) を何度も何度も聞かされて、聞き飽きていると思います。もう、1000回以上は歌ったんじゃないかな(笑)。
なので、最初に (制作統括の) 宇佐川さんから「B'zさんに頼もうと思う」と言われたときはとてもうれしかったです。

決まったと聞いたとき、デモ音源が届いてそれを聴いたときの感慨は、なんとも言い表しようがないくらいうれしかったですね。
こんなに作品にフィットする曲を作ってもらえたこともそうですし、まだ映像ができる前なので、楽曲制作の手がかりは僕たちが作った台本だけ。
それを、あの稲葉 (浩志) さんが台本を読んで作詞をし、松本 (孝弘) さんが作曲してくださったかと思うと……。
あのお二人と、一緒に1つのものを作れたことに対してのうれしさもありました。

──最後に「おむすび」の今後の見どころについてひとこと!

ギャルという切り口が注目されがちなんですが、「おむすび」のメインテーマは、なんといっても“食”なんです。
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栄養士や管理栄養士は、人が生まれてから亡くなるまで、人生すべてに関わる仕事なんです。
食をテーマにしたドラマや朝ドラは数多くありましたが、この切り口は今まであまりないと思うので、誠心誠意、心を込めて脚本を書いていきたいと思っています。
結もこれから、いろいろな人の人生に、食を通して関わっていくことになります。
「ギャルマインド」で多くの人を明るくする彼女の活躍を、最後まで見届けていただけると、幸せです。

【プロフィール】ねもと・のんじ
1969年生まれ、千葉県出身。小劇団の作演出などを務めながら、構成作家として活動。
2001年、日本テレビシナリオ登竜門入選。以後、脚本家として活動。
主な執筆作品は、「正直不動産」シリーズ (NHK) 、「ハコヅメ~たたかう!交番女子」 (日本テレビ系) 、「パリピ孔明」 (フジテレビ系) など。


[おむすび] 主題歌 B'z「イルミネーション」オープニング(ノンクレジットVer.) | 朝ドラ | 連続テレビ小説 |
YouTube NHK (1分40秒)